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芳村思風先生の1語1絵

芳村思風先生の1語1絵

エピソー4 「本のサイン」

「降りかかる苦難の中に使命あり」

芳村思風先生と初めて会ったとき、書いていただいて言葉。
初対面。

3分。
それ以上だったかもしれない。
じっと目を見つめて、先生は動かない。

目をそらすことも、瞬きさせもしてはいけないのかと思ったくらい
にらめっこ状態でした。

いきなりペンを持ち、書いていただいたのがこの言葉。
意味もわからず、涙が止まらなかった。

そのときの私にピッタリの言葉でした。
頭で理解するのではなく、腹の底で納得という感じでした。


その話をあちこちでさせていただきます。

それを聞いたある人が、知人を誘って講座に参加してくれました。
「感性経営の5原則」という講座でした。

冬の長い北海道の釧路で、林業の会社の次期3代目、20代半ばの男性

厳しい状況の業界、長年続いた会社を継ぐこと、
自分のやりたい仕事とのギャップ・・・
いろいろと悩んでいたようです。
先生は初対面で、状況は知りません。

その方も本を買って、サインをお願いしました。

それまでの人には、普通にサインしていたのに
その方の順番が来た時先生は、このときも黙って、顔を見つめ動きません。
またまた長いにらめっこ

そしてかかれた言葉は、
「一道一徹」

見た瞬間、涙があふれだし、声まで上げて泣かれたのです。

紹介者の方は、そのこと知っていました。
でも先生には、話していません。

普段は、決まった言葉が多いのですが、
来た人の雰囲気や無言のメッセージを感じ取られるようです。

サインで泣かされた人を、私は何人も見ています。
私も含めて・・・




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